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消化器科 看護師の悩みは、どんなものがありますか？
消化器科で看護師が悩みを抱えやすいのは、どういった点でしょうか？
どこの職場にも、その現場なりの悩みがあるものです。
「仕事は楽だけど、給料が安い」とか「やりがいはあるけど人間関係が良くない」など、なかなか満足できる職場に出会うことは難しいですよね。
転職する前にはあらかじめ、どのような悩みがあるのかチェックしておくことで、より職場のイメージを膨らませて検討することが出来るのではないでしょうか。
今回は、私が以前に消化器外科で働いていた経験を元に、消化器科で働く看護師が遭遇しやすい悩みについてお伝えします。
消化器外科の看護師の悩みは？
消化器科 看護師の悩みを、まずは消化器外科についてみていきましょう。
消化器外科 看護師の悩みとして多いもの、それは、ズバリ忙しいことです。
消化器外科の看護師は、入院患者さんの対応や手術のオリエンテーション、術前後の看護を行うために1日の業務は慌ただしいです。
救急外来があるような病院は、更に緊急入院や緊急手術が加わってくるためにとても忙しい現場となるでしょう。
その日の入院や手術の件数によっては、業務が終わらずに長時間の残業をすることもよくあります。
私が働いていた消化器外科の職場は残業手当に限界があり、手当が付いても1日30分間～1時間程度しか付かず、多くがサービス残業となっていました。
業務も体力的にハードなため、高年齢の看護師さんや子育て中の看護師さんはなかなか続かずに辞めていくことが多く、離職率も高い傾向にありました。
退職していく人が多いと、その度に新しい職員に仕事を一から教えなければいけないので、更に業務が忙しくなりなかなか残業を減らすことが出来ないことが私は大きな悩みでした。
しかし、悪いことばかりではないのです。
このようなハードな現場だからこそ比較的若い看護師が多く働いており、同世代のスタッフが集まっていることから人間関係についてはあまり悩むことはありませんでした。
むしろスタッフで力を合わせないと1日の業務も終わりませんので、みんなで大きな山を乗り越えるといった団結力が強く芽生え、とても仲が良い現場でした。
ですから、残業ばかりでプライベートの時間が取れないことは悩みでしたが、そんな悩みの中でも仕事自体は楽しいなと感じられていました。
消化器科 看護師の悩み･･･医師との関係について
消化器科 看護師の悩みとしてもう一つは、外科医との関係です。
外科医は手術や処置、回診、カンファレンスなどの業務を沢山抱えており、とても忙しいです。
そのために業務上で声をかけても、看護師に対してとてもキツイ物の言い方をしたり、時には不条理に怒られたり、不機嫌になられたりすることが良くあります。
最近は看護師や技師などの医療職はコメディカルと呼ばずに、全てをメディカルスタッフと呼んで対等の関係性を保つなんて流れもあるようです。
しかし、私の経験上ですが、やはり医師と看護師の間で上下関係が強い現場もまだ実際に多いのではないかと思います。
特に消化器外科は、術後の数時間・数日間で患者さんの状態が大きく変化していきますので、先生の指示を受けなければいけないことが沢山あります。
しかしその度に、先生のご機嫌や様子を伺いながら話しかけなければいけないこともあり、時々それがストレスや悩みになることがあります。
いつもの事だから～と、聞き流せれば良いと思いますが、少し気が弱い、打たれ弱いような看護師さんは特に気にしてしまうかもしれません。
消化器内科の看護師の悩みは？
消化器科 看護師の悩みで、今度は消化器内科についてみていきましょう。
それは、入院が長期に渡ることもあり患者さんのＡＤＬが低下してしまうことがあることです。
このような悩みは消化器内科で勤めている友人から良く聞かれます。
消化器外科では、基本的に外科手術後に状態が安定したらすぐに退院という流れになります。
しかし、消化器内科だけに限られたことではありませんが、内科は基本的に内服治療がメインとなりますので、時には入院が数か月と長期に渡ってしまうことがあります。
入院患者さんに高齢者が多いような病院では、長期入院や安静期間から体力低下やＡＤＬの低下がとても急速に進む患者さんもいらっしゃいます。
そして排泄や入浴などが一人で行えなくなってしまうと、介助者がいなければ自宅に退院することが出来なくなり、場合によっては子供達との同居へ変更したり、転院先や入居施設を新たに探したりと患者さんの自宅退院という希望を諦めなければならないこともあります。
ですから出来るだけ高齢者には内科的治療に並行して、運動や歩行練習といったリハビリテーションも行ってくことが望ましいのです。
しかし消化器内科での入院初期はどうしても治療時に絶食や安静期間を要することが多いため、リハビリにもまずは栄養状態の改善からコツコツと関わっていく必要があります。
患者さんの年齢や体力面、精神面によってリハビリがなかなか難しいこともあり、それが悩みの一つとなっています。
消化器科で働く看護師の悩みは、聞いてみてどうですか？
もしあなたが消化器外科への転職を考えているのであれば、あらかじめ転職先病院の1日の入院患者数や手術件数、病棟看護師の配置人数、救急外来の有無などを調べていくつかの病院で比較してみると良いでしょう。
そうすると、忙しい現場は大体予想できると思います。
一方、消化器内科への転職を考えているのであれば、入院患者さんの年齢層や入院期間などを質問してみると良いでしょう。
できるだけソーシャルワーカーやリハビリスタッフ、地域の訪問看護師、ケアマネージャーとの連携が取れているような現場であるとより働きやすいのではないかと思います。
しかし個人的に病院に質問することや見学を申し込むことは、気が引ける看護師さんも多いのではないでしょうか。
まずは看護師転職サイトに登録して、一緒に職場を探してみませんか？
あなたの現在の状態と、消化器科へ転職することで抱えるであろう悩みを客観的に判断してもらうことは、とっても大事です。
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執筆者情報
消化器科の求人 - 看護師を辞めたい人へ 編集部
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