消化器科 看護師のやりがいについて

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消化器科の看護師、やりがいはどうですか？

消化器科の看護師はやりがいのある仕事なのでしょうか？

仕事にやりがいを感じることは、仕事を楽しく長く続けて行く上でとても大切なことですね。

あなたは今のお仕事にやりがいを感じていますか？

看護師は幅広い職域があるので、自分に適している職場もあれば、中には適さない職場もあるでしょう。

消化器科には消化器外科と消化器内科があり、外科では術前後の看護や外科的処置を、内科では医師の補助や投薬管理などが看護師の主な仕事となります。

そして消化器外科・内科には、それぞれ異なったやりがいがあります。今、転職を考えている看護師さん、消化器科で働く看護師のやりがいについて少し聞いてみませんか？

もしかしたら、あなたが職場に求めているやりがいが見つかるかもしれませんよ。

今回は私の経験も含めて、消化器科で働く看護師のやりがいについてお伝えしたいと思います。

消化器の看護師のやりがいとは？（消化器外科）

消化器科 看護師のやりがいを、消化器外科に絞ってみると・・・2つあります。

1つ目は、手術をされる患者さんの回復や自宅・社会復帰の役に立てるということです。

外科は、手術治療がメインです。しかし、手術をするだけでは患者さんの治療は十分とは言えません。

手術の前後における適切な看護が患者さんの回復をもたらしているといえます。

それは、術前のオリエンテーションから術後の外科的処置、状態管理、食事指導、服薬指導、そして精神的ケアといった様々なアプローチによるものです。

手術後の患者さんの状態が安定すれば、ＡＤＬケアや歩行練習を進めていき、退院までしっかりとサポートをしていきます。

このような手術から退院までの看護が上手くいくことで、患者さんは早期の自宅・社会復帰を果たせるのです。

そして患者さんが再び元気になって退院していく時には、消化器外科の看護師としての強いやりがいを感じます。

2つ目は、医療度の高い看護に関われるということです。

消化器外科の看護師の仕事では、外科的処置や血液培養採血、チューブ類の管理、輸液ポンプや人工呼吸器などの医療機器管理に関わることができます。

また全身状態を管理するためには、日々の画像検査や血液検査等の検査データのアセスメントが行える必要があります。

最初はとても難しいと感じていた看護業務が、業務を積み重ねることによって少しずつ出来るようになると、自分の看護技術や観察力・洞察力の向上が感じられるようになります。

そして患者さんからも信頼を得て処置を任せて貰えたり、困ったことをよく相談して貰えるようになります。

そうすると、もっと技術を高めたい、勉強したいという気持ちが更に大きくなっていくのです。

このようにただ単純に働いているだけでなく、看護師としての成長を実感しながら働けることは、仕事へのやりがいに繋がっています。

特に私は、看護師として生活や介護よりも医療行為に強く興味があるので、このように感じるのだと思います。

医療行為や看護技術面にやりがいを感じる看護師さんには、消化器外科はおすすめの現場だと思います。

消化器の看護師のやりがいとは？（消化器内科）

消化器科の看護師のやりがい、消化器内科で考えると…

患者さんへの身体侵襲を最小限にした内科的治療をサポートできるということです。

外科的手術は、身体侵襲がとても大きく患者さんにとって大きな苦痛を伴う治療です。

特に高齢者の中には病気だけでなく手術による身体侵襲がきっかけとなり、体力低下を招き、ＡＤＬの低下や患者さんによっては寿命を短縮させてしまうこともあるのです。

しかし、内科的治療は患者さんへの身体的負担が少ない中で、病気の改善を図っていくことができます。

看護師は症状の細かいアセスメントから状態管理を行い、服薬指導、食事指導、生活指導などに関わっていきます。

看護師がいかに患者さんをアセスメントし、内科医と共に上手く症状をコントロールできるかによって、外科的手術を行わないという選択を可能にすることが出来るのです。

患者さん自身が病気の自己管理ができるようになること、今後の生活の中で病気と上手く付き合って行けるようになることは、消化器内科の看護における大きな目標であり、やりがいとなっています。

また、消化器外科では手術治療が最も重要で、手術の専門分野は外科医となります。

ですから、手術について外科医と看護師が対等に話すことはもちろん難しいことで、そこには厚い壁があると思います。

しかし消化器内科では外科的手術は無いため、看護師も症状や投薬管理について内科医と話し合いながら治療に関わることができます。

特に看護師は24時間、患者さんの症状観察・コミュニケーションを行っています。

ですから、患者さんも医師に話しにくいことを看護師には話してくれたりと、看護師は多くの情報を得やすい立場にあります。

適宜、看護師が患者さんのアセスメント情報を内科医に伝えることで、内科的治療の方向性は大きく変わっていきます。

このように看護師が医師と共に治療に関わって行けること、状態管理やアセスメントによって重要な役割を果たせることは、大きなやりがいと言えるでしょう。

消化器科の看護師がやりがいを失うことはありますか？

消化器科の看護師がやりがいを感じられない可能性ですか･･･

どんな職場で働いていてもやりがいや達成感があることもあれば、むしろがっかりしてしまうこともありますよね。

看護師として働いていれば良いことばかりではありません。

ここからは、消化器外科で働いていてがっかりしてしまうこと、やりがいを失いそうになってしまうことについてもお話ししたいと思います。

全ての癌の中でも消化器系臓器の癌は約半数を占めており、消化器外科は癌の患者さんがとても多いです。

ですから良くなる患者さんもいれば、化学療法から放射線治療、外科的手術など様々な手を尽くしても亡くなっていく患者さんも多くいらっしゃいます。

特に年齢が若い患者さんは癌の進行も早く、発見が遅れることで転移が進んでしまっていることがあります。

まだお子さんも小さく働き盛りの患者さんが発症していているケースも多く、患者さんも一生懸命、前向きに病気と闘っているにも関わらず、亡くなってしまわれることには無力感を強く感じます。

このようなケースは何度経験しても、看護師として辛い経験です。年齢に関わらず患者さんの死に直面することは多いため、その都度、自分の看護を振り返り悔やんだり反省することも多いです。

消化器外科でやりがいを持って働いていくには、看護技術だけでなく、看護師としての“包容力”や“人となり”、“心理的ケアの能力”も必要とされる現場だと言えるでしょう。

消化器外科・内科のやりがいは、聞いてみてどうでしたか？

消化器科は、医療的な関わりから生活指導、そして心理的ケアまで幅広く関わることが出来るため、多くの看護師さんがやりがいを持って働くことができるのではないでしょうか。

あなたにとってやりがいを持てる消化器科の現場を探してみませんか？まずは看護師転職サイトに相談してみると良いでしょう。

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